2021.02.23
2月19日(金)、『NSC大ライブOSAKA 2021』が大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA WWホールにてNSC開校以来初となるオンラインで開催されました。
同イベントは、ダウンタウンやナインティナインらを輩出したNSC(吉本総合芸能学院)が1年間の集大成として行う毎年恒例のネタバトル。この春に卒業してプロの芸人として巣立つ現役生たちが“優勝”の座を懸け、白熱した戦いを繰り広げました。
予選ブロックから12組が決勝へ進出!
同日12時30分から行われた予選では、総勢137組(ピン芸人も含む)が12ブロックに分かれて渾身の1分ネタを披露。視聴者投票により各ブロック1位となった、たこ珍味、男鰤男、紫式部、マニピュレート、例えば炎、清川雄司、激辛ひなまつり、はんぱもん、山椒魚、オーケストラ、テキサスマウンテンローレル、ドライブドライブが決勝進出者となりました。
決勝トーナメントの審査員は、上方漫才協会文芸部部長・大池晶、お〜い!久馬(ザ・プラン9)、武智正剛(スーパーマラドーナ)、放送作家の藤田曜ら計7名。関西お笑い賞レースさながらの錚々たる面々に、決勝MCを務めたヤナギブソン(ザ・プラン9)も紹介しながら「肩書が長い!」と思わずツッコむ一幕も。
決勝進出者12組が抽選により3組ずつに分かれて1回戦(2分ネタ)を行い、例えば炎、ドライブドライブ、テキサスマウンテンローレル、激辛ひなまつりが2回戦へ駒を進めると、換気休憩タイムを挟んで行われた2回戦(2分ネタ)では、例えば炎とドライブドライブが激突し、1対6で後攻のドライブドライブが漫才対決を制しました。
審査員コメントとして「完成度が高く、山場をつくるのが上手い」と絶賛の声が相次ぐなか、ヤナギブソンから頂上決戦の意気込みを聞かれた2人は、「めちゃくちゃ頑張ります!」と闘志を漲らせました。
続く第2試合は、個性派コントと正統派漫才の対決になりました。先攻のテキサスマウンテンローレルが激辛ひなまつりを5対2で押さえ、最終決戦へ進出。
審査員らの期待値が高まるなか、「ネタまだある?」と心配するヤナギブソンに対し、「急いで今から作ろうと思います」とボケる余裕を見せました。
漫才とコントの頂上決戦!
昨年覇者のモンデン(42期)、一昨年覇者のしんや(41期)とピン芸人の優勝が続きましたが、今年はコンビ同士の決戦となりました。
まずは先攻のドライブドライブが“USJにまつわる相方の好き嫌い”という高速しゃべくり漫才を披露すると、後攻のテキサスマウンテンローレルは“路上ミュージシャンと思いきや筋肉番付に優勝したやつ”というコントを披露。
漫才とコントのコンビ対決は、ネタ数と種類の多さを見せつけたテキサスマウンテンローレルが審査員7票のうち6票を獲得して現役生137組の栄えある頂点に輝きました。
総評として大池は「みんな教室で見るより数倍おもしろい。やはり舞台で力が出る」と現役生たちに感心しつつ、最終まで勝ち残った2組についても触れ、「彼らは普段から教室でおもしろいネタを見せてくれていて、その結果が今日出たんだと思う」と賛辞を贈りました。
1年間の集大成となる卒業イベント『NSC大ライブOSAKA2021』はテキサスマウンテンローレルの優勝でフィナーレを迎えました。
優勝直後のリモート囲み取材!
終演後に行われたリモート囲み取材では、優勝コンビのテキサスマウンテンローレル(おのさとし、牧野晃歩)とMCのヤナギブソン、審査員のお〜い!久馬が再び登場。
記者からの質問にも軽妙にボケ続けたおのと牧野は、2020年4月結成の大学サッカー部の先輩後輩コンビ。「どちらもボケがやりたくて、毎回じゃんけんでボケとツッコミを決めている」と語ります。目標とする芸人は、牧野がモグライダー・ともしげ、おのがFUJIWARA・藤本(敏史)。
ヤナギブソンは「今年はレベルが高かった」と話しながら、テキサスマウンテンローレルについては「コンビ名の覚えにくさ以外は完璧でした」と称賛。NSCで講師を務めるお〜い!久馬も「他にもおもしろいネタがたくさんある」と太鼓判を押します。
そんな彼らには優勝特典として、吉本の各劇場をはじめ、テレビやラジオ番組の出演機会も与えられますが、牧野は「運がよかっただけです。芸人としてスタートラインにも立ってない」と謙虚な一面も見せ、NSCはどんな場所だったか聞かれると「お笑いの基礎が学べるし、同期とも仲良くなれるのが一番」と1年間を振り返りました。
この春、プロの芸人として巣立っていく大阪43期生、“首席”のテキサスマウンテンローレルを筆頭に彼らの今後の活躍が期待されます!
【NSC大ライブ大阪2021見逃し視聴が出来る配信チケットも発売中!】
2月22日(月)12:00から3月5日(金)19:00まで見逃し視聴ができる配信チケットは「オンラインチケットよしもと」にて!
NSC大阪43期生らの白熱した戦いをお見逃しなく!
著者:YWAW 亀田遼一
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