2023.07.27
今回、YCA3期生 水澤大秋さん
がライブレポートを書いてくださいました!!
よしもとクリエイティブアカデミーでは、
ライターコースや映像クリエイターコースなど様々分野に分かれ
専門的に学ぶことができます!!!
よしもとクリエイティブアカデミーは
2024年度入学生募集中🌸
YCA の HP はこちら👇🌈
NSC46期現役生によるネタライブ『RUSH第2部』ライブレポ
2023年7月13日(木)、
芸歴0年目であるNSC在学中の現役生たちのうち総勢36組(ピン芸も含む)が、
憧れのよしもと漫才劇場において、新鮮味あふれる漫才やコントを披露する『RUSH第2部』が開催されました。
そして、36組すべてのネタ終了後、この日の「1位」・「2位」・「3位」が発表されるだけでなく、
本日開催の第2部と別日開催の第1部・第3部の結果をも踏まえて、
選ばれた1組には、よしもと漫才劇場メンバー入りをかけた
『UP TO YOU!サバイバルステージ』への出場権が与えられる、とのことです。
そのため、全出場者たちが、この日のベストワンと
『UP TO YOU!サバイバルステージ』への出場を目指して、鎬を削る、熱い戦いとなりました。
本日のMCは「隣人」です。
NSC46期メンバーの12年先輩に当たるという隣人(NSC34期)の2人によるオープニングトークにより、
会場は笑いに包まれ、温かい空気となったところで、1ブロック目がスタートしました。
①ブロック目:
アシンメトリ/かまあげしらす/三百年の掟やぶり/
ルイロー/キキキ・ベイビー/千秋楽/
週刊カラビナ/影法師/まちぶせフェスティバル
アシンメトリ(馬が合う2人組)
「馬」をテーマとした王道しゃべくり漫才を堂々と落ち着いて披露し、
トップバッターとしての大役を見事に果たしました。
週刊カラビナ(達者な女、絶妙な男)
高度な演技力に対して、絶妙な間でのツッコミが飛んできたり、
飛んでこなかったりするという不思議な漫才で、会場が沸きました。
影法師(進化する雄叫び)による、
「ヤバそうなおっさんに青年が注意をしようとするも、
話をよく聞けば、実は共感できることばかりを叫んでいる」
という漫才ネタもまた印象的でした。
②ブロック目:
かごめすぱーく/ルカンズ/ビーチクラッカー/
システムエラー楢崎/星山田/リッケンジョリーナ/
極真ガラナ/笑い時々音/コールアンド
システムエラー楢崎(お笑い暴走列車走行中)
ベスト3入りは逃したものの、この日、最も会場を沸かせ、強烈なインパクトを残しました。
ふと気づけば、客席から笑い転げる人たちが続出するという非常事態も発生していました。
リッケンジョリーナ(熱血!コント職人)による、
「面接」を舞台としつつ「姿勢」というものを主題とした、情熱的なコントも魅力的でした。
【第2位】笑い時々音(笑いと笑いのかけ算でトキを駆け抜けろ!)
「賭け事」をテーマとしたしゃべくり漫才で、
確実に笑いを取り続け、この日の第2位にランクインしました。
2人のかけ合いも、ネタのクオリティも素晴らしくテクニカルなものであり、
将来性を感じさせると同時に、強い印象と存在感を会場に残していきました。
③ブロック目:
サムライスーツ/蝶番/クラシコ/
里鍋瑠哉/Laychell/シロコロホルモン/
モリンチョ/マクノウチ/イチバリキ
Laychell (危険な発想力)
際どい話も盛り込まれた、ユニークなフリップ芸を披露し、不思議なインパクトを残しました。
ちなみに、芸名は「レイチェル」ではなく、アルファベット読みだそうです。
【第3位】シロコロホルモン(エキゾチックコント)
「バイト先で、ベトナム人たちと接するうちに、片言の日本語での話し方がのりうつってしまった」
という設定のコントを披露し、この日の第3位にランクインしました。
ベトナムなまりの片言日本語の再現力・演技力が巧みで、コント芸としてのクオリティも高かったです。
イチバリキ(不思議な世界観)による、「レンタル」というテーマを軸とした漫才は、
不思議な世界観を感じさせ、先の展開を想像するのが徐々に楽しくなっていくような内容でした。
④ブロック目:
吉兆/ワンスアポンアタイム/カリスマシーン/
蒼井朔/オガワ/いぞり/
2次元ニュータウン/ヘイワの軟骨/ダンディシティ
オガワ(謎男、孤高の囁き)
独特な雰囲気と声色で、独創的なフリップ芸を披露し、
観客たちの心を鷲掴みにしながら、ジワジワとウケていました。
また、ネタの内容も斬新で印象的でした。
いぞり(華麗なるすれ違い)は、「暑苦しい野球青年が、図書館のスタッフになるための面接に来た」
という設定のコントを披露しました。
「野球」と「図書館」のミスマッチが絶妙に面白く、
既にキングオブコント1回戦を通過しているだけの実力と貫禄を感じさせました。
ダンディシティ(浪速のコワモテNEWスター誕生!)
この日のトリを務め、栄えある第1位に輝きました。
迫力のある2人が、らしさ全開の「タトゥー」をテーマとしたいかつい漫才ネタを最後に披露しました。
ダンディシティ特有のキャラを活かしつつ、ネタの展開の仕方も見事なものであり、
ワクワク感満載の2分間となっていました。
そして、本日の結果を機に、今後の活躍にも更なる期待感が向けられることとなりました。
4ブロック、36組すべてのネタが終了した後、本日の結果が発表されました。
👑第1位「ダンディシティ」
第2位「笑い時々音」
第3位「シロコロホルモン」
という結果になりました。
なお、今回やむを得ず詳しく紹介しきれなかった組や
結果の振るわなかった組によるネタも含めて、
全体的に、芸歴0年目とは思えないハイレベルな漫才やコントネタが続いていました。
NSC入学数ヶ月程度で、完成度の高いネタを仕上げ、
確実に笑いを取っていくのは至難の業であると推察されるところ、
それを見事に体現させた46期生には敬意を表したいと思います。
結果として、『RUSH第2部』は、
「これから先、劇場やメディア、各種賞レース等において、
NSC46期生の活躍ぶりに大いに期待することができる」
と強く信じられる、麗しいライブとなりました。
今後ともNSC46期生への応援をよろしくお願いいたします。
※パンフレットのダウンロードはこちら
※一部、受講できる対象が制限されている授業や、年度によって授業内容が変更になる場合がありますので、あらかじめご了承いただきますようお願いいたします。