2022.11.21
今回、YWAW卒業生の亀田さん
がライブレポートを書いてくださいました！！
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NSC大阪現役生ネタライブ『RUSH』が開催！
芸歴0年目での劇場メンバー入りも夢じゃない！？
NSC大阪45期現役生ネタライブ『RUSH 第1部』ライブレポ！
10月26日（水）、よしもと漫才劇場にてNSC大阪45期現役生ネタライブ『RUSH第1部』が開催されました。
平日昼にもかかわらず、会場に駆けつけた多くのお客さんの前で、
総勢36組（ピンも含む）の現役生たちが4ブロックに分かれて漫才やコントの2分ネタを披露しました。
同イベントでは、この春に笑いの最高学府であるNSCに入学したばかりの現役生たちのフレッシュなネタを堪能できるのはもちろんですが、
エンディングにて作家票と社員票により上位3組のコンビが発表され、
本日と別日開催の『RUSH』第1部〜第３部を通じて選ばれた１組が、
劇場所属をかけたオーディションライブ『UP TO YOU！サバイバルステージ』に飛び級で進出できるという制度があります。
まだ芸歴0年目の現役生が劇場メンバー入りを果たすのも決して夢ではありません！
MCは今井らいぱち！
今回MCを務めたのは、「オールザッツ漫才 2020」（MBS）のネタバトルで優勝。
また昨年から、NSC時代の同期であるkento fukayaと結成したお笑いユニット・らいkenとしても活動する、
いま話題のピン芸人・今井らいぱち（NSC大阪33期）。
オープニングで登場した今井は、コロコロチキチキペッパーズ、
ビスケットブラザーズ、ZAZY、マユリカ、男性ブランコ、霜降り明星など、賞レースを席巻する同期の活躍ぶりに触れ、
「ぼくのことを知ってるよ、という方」とお客さんに尋ねます。すると大半の手が挙がったことに驚きつつ、
「じゃあ、もっと温かくなってよ！！」とツッコんで会場の空気を温めます。
同イベントのルール説明を終えた今井は「（この制度）めっちゃ良くない？」と前列のお客さんにフランクに話しかけて場を和ませると、
ここで得意のモノマネを披露。笑い飯・哲夫に扮した今井が液晶パネルに映し出された『RUSH』の字体をイジり倒して、
場内が笑いに包まれたところで1ブロック目の9組のネタがスタートしました。
シュールなネタが続く前半ブロック！
1ブロック目：猿飛／ハードロング／今宵待つ宵／ケンストン／野良レール／藤田／きゅうまばくちゃ／スリーマンセル／入学卒業
トップバッターを務めた猿飛は、「トップバッターで緊張してると思ってるでしょ？ 緊張してます！」という掴みから、
体育祭をテーマにした漫才で騎馬戦や赤白対抗リレーなど各プログラムで小気味よくボケ続けて後のコンビを勢いづけると、
ハードロングは“二人の女の子に同時に告白されている”という相方のぜいたくな悩みについての漫才を披露。
「二人の女の子よりもまずお前のことが思い浮かぶ！」と告白する相方にツッコミつつも
「実は嬉しかった…」と、さりげなくイチャつく展開で笑いを誘います。
その後も、金髪にグラサン姿で登場した男性ピンの藤田が「こんな外見でも〜♪」
からの意外な事実をカミングアウトしていくリズムネタを披露。
ラストには、「執行役員です」という驚愕の事実を発表し、
配信カメラに向かって「部下見てる〜？」と手を振る余裕も見せつけると、
1ブロック目の最後に登場した入学卒業は、国のさまざまな決定事項を一人で発表する“発表大臣”というネタで、
国民栄誉賞や流行語大賞には似つかわしくないワードが次々と繰り出し、場内を沸かせました。
2ブロック目：ラメ入り／とても先端／ニュート／ごしごしタオル／仁志郎／ミカエシ美人／スポットライト／よっしぃ吉岡／アンドアローン
続く2ブロック目では、まずはラメ入りが先陣を切ります。
“中華料理を食べ切るというマナー違反を犯した罪で地獄行き”という設定から“妙にポップな閻魔様から拍子抜けした刑を言い渡され、
それが地獄なのか天国なのかの押し問答が続く”という展開の漫才を披露。
お互いにどこか探り合うような笑いの間でお客さんを惹きつけます。
ごしごしタオルは、“テレビ通販の進行に沿って、台所用品（？）の真実の口を売り込む”というコントを披露。
真実の口から台所タオルが垂れ下がるシュールなビジュアルにはお客さんも大ウケでした。
そしてラストに登場したアンドアローンは、“小学校の運動会”を題材にした漫才を披露。
組体操や玉入れ、リレーなど運動会で行われる色んな種目に、
色んな種類のボケを盛り込んだネタで2ブロック目のアンカーを走り切ってあっという間に前半ブロックがフィニッシュしました。
令和に光る平成生まれの昭和漫談家の、実年齢とは！？
ここで場内換気も兼ねたMCトークに移ります。
「みんな上手すぎます！全員1位です！」と現役生の奮闘ぶりに拍手しながら登場した今井らいぱちは、
自身と同じピン芸人たちについて言及します
。強面ルックスの藤田や、“20年前のホームステイ先に電話する陽気なアンジェロ”という一人コントを演じた仁志郎に触れつつ、
“田舎っていいですね”という漫談で場の空気を一気に明るくしてくれた、
令和に光る平成生まれの昭和漫談家・よっしぃ吉岡に興味津々の様子。
「彼は一体何歳なんですか？」と問いかける今井に、
舞台袖のスタッフから彼の実年齢が書かれたカンペが出されたことで、会場では急遽クイズが行われる展開に。
熟達の話芸を披露したよっしぃ吉岡が若干23歳だった事実が判明すると客席からどよめきの声が上がりました。
何が起こるか分からない後半ブロック！
3ブロック目：噴砕骨刹／猿まくら／シニカルジャンケン／歯並びガタガタチャンネル／愛す痴り紙／番町／言ワズもがな／サンスーシー紅色／かかさいん
換気タイムが終わり、いざ後半ブロックがスタート。
噴砕骨刹の“呪いの館でお化けを掃除するバイト”という一風変わった漫才。
シニカルジャンケンの“バイキングでカレーを取らない大人になりたい”というハイテンションかつ動きのある漫才で場内を沸かせると、
“どないやねんを研究している”という一人コントを演じた歯並びガタガタチャンネルは、
ピン芸ならではの独特な間と世界観を惜しみなく披露しました。
他にも、衝撃的なノンバーバルコントで大きな笑いを巻き起こした愛す痴り紙。
相方の彼女である“ゴリちん”ことゴリラチンパンジー雪椿の知られざる生態について、
ぐいぐいと話に惹き込んでいく漫才を披露したサンスーシー紅色など、
現役生らしい自由な発想でありながら現役生とは思えない確かな演技力が光ります。
4ブロック目：ラッキーサラ／ツーイーソー／動く歩道／ハルタモモイロ／チワキミートダンス／ぜにら／びやびやボーイ／バンデンピピ／スサノオ
「人生楽しいですか？」という言葉を投げかけたツーイーソーの「何が起こるか分からないそれが人生！」という、
人生の楽しむ事とボケる事を重ね合わせたような哲学的（？）な漫才とともに最終ブロックの幕が切って落とされます。
“弁護士の相談”という堅いテーマをとことんまで馬鹿馬鹿しくやり切ったびやびやボーイの漫才。
そして今回大トリを飾ったスサノオは、“管理栄養士との合コン”という漫才を披露。
テーブルを囲む一癖も二癖もある登場人物たちの姿が目に浮かぶような臨場感で演じ切り、総勢36組のラストを見事に締めくくりました。
めちゃくちゃ練習してます！！
これで全ネタが終了し、今井らいぱちが気になったコンビ6組
（野良レール、藤田、スポットライト、よっしぃ吉岡、愛す痴り紙、バンデンピピ）が再登場。
アピールタイムとして、各組それぞれモノマネや一発ギャグを披露し、
今井がインタビューするかたちで現役生たちのコンビ結成秘話などの裏話も飛び出しました。
中でも“オカンが溶ける”というシュールな脱力系漫才を披露したバンデンピピは、
その芸風に似合わず「めちゃくちゃ練習してます！」と白状し、会場を沸かせました。
エンディングでは、作家票と社員票による成績上位3組のコンビ名が発表され、
見事1位に輝いたアンドアローンは前回に引き続いての連覇となりました。
「連覇がんばりますと言ってほんまに連覇しました！」と喜びを爆発させました。
今回MCとして場を盛り上げてくれた今井らいぱちが「本日の1位はアラン・ドロンでしたー」と、
かつてのフランス映画の名俳優と言い間違えるボケて、今月の『RUSH 第1部』も大盛り上がりのうちに終演しました。
👑1位 アンドアローン
2位 ごしごしタオル
3位 サンスーシー紅色
まだ芸歴0年目とはいえ、いきなり賞レースを勝ち進むコンビもおり、
今後の活躍次第ではNSC在学中に劇場メンバー入りを果たすコンビが出現しても不思議ではありません。
毎月開催の『RUSH』は、そんな現役生たちのフレッシュな才能をいち早く見つけられるのが魅力のネタライブとなっております。
皆さんも、NSC大阪45期から未来のお笑いスターを“青田買い”してみてはいかがですか？
成長著しい現役生からますます目が離せません❗️❗️❗️❗️
乞うご期待❗️❗️❗️❗️❗️
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