2023.10.13
今回、YCA3期生 水澤大秋さん
がライブレポートを書いてくださいました!!
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NSC大阪46期現役生によるネタライブ
『RUSH第1部』ライブレポ
2023年9月27日(水)
芸歴0年目であるNSC大阪46期在学中の現役生たちのうち総勢36組(ピンも含む)が、
憧れのよしもと漫才劇場において、新鮮味あふれる漫才やコントを披露する『RUSH第1部』が開催されました。
そして、36組すべてのネタ終了後、この日の「1位」・「2位」・「3位」が発表されるだけでなく、
本日開催の第1部と別日開催の第2部・第3部の結果をも踏まえて、
選ばれた1組には、よしもと漫才劇場メンバー入りをかけた
『UP TO YOU!サバイバルステージ』への挑戦権が与えられる、とのことです。
そのため、全出場者たちが、この日のベストワンと『UP TO YOU!サバイバルステージ』への
出場権獲得を目指して、鎬を削る、白熱した戦いとなりました。
本日のMCは『黒帯』です。
黒帯の2人によるオープニングトークにより、
会場が温かい空気となったところで、第1ブロック目がスタートしました。
黒帯の軽やかで緩やかなキャラクターと雰囲気が、
フレッシュ感満載の『RUSH』というネタライブの空気感にドハマりしていました。
1ブロック目:
えんじゃ/200%のジュモン/向日葵/西ノ都/
ゲコゲコツカサ/ブリスケッターノ・ロナウド/ドレミ/ビルコーク/笑い時々音
『えんじゃ』
「ヒーローのかっこいい登場シーン」というものをテーマにした
華麗な漫才で、会場を沸かせ、トップバッターとしての大役を見事に果たしました。
『ゲコゲコツカサ』
「カエルの恰好でピンチの日本を救う」という設定の独特な世界観のコント(ピ
ン芸)を披露し、会場が笑いの渦に包まれました。見た目だけでなく、ネタの内
容も印象的で、確かな存在感を発揮し、爪痕を残していきました。
『200%のジュモン』は、斬新な設定のコント系漫才を披露し、
確実な笑いを取り続けていました。2人で「蚊の親子になりきる」という発想が斬新で素敵でした。
2ブロック目:
アメノウオ/ドリルランチャー/東陽誠風/
がくせい/しょうき/警護/小天狗/樺色/アマルフィん
【第1位(同率)】『がくせい』(巨大なオモシロ小学生参上!)
「小学生にしては体が大き過ぎるということについて質問会を開くことになった」
という設定のユニークなコント(ピン芸)で、観客の心を鷲掴みにしながら、
ジワジワとウケを取りつつ会場を笑いの渦に巻き込み、
この日の栄えある第1位(同率)に輝きました。
ネタ自体の発想やワードセンスも見事なものであり、
今後の活躍ぶりにも更なる期待が寄せられることになりました。
【第3位】『アマルフィん』(トリオで激しく暴れ回り!)
「ゾンビ映画」をテーマとした、激しい動きの多い漫才を堂々と披露し、
この日の第3位にランクインしました。
トリオであることを上手く活かした芸風で、
観客たちの間に、強い存在感とインパクトを残していきました。
また、芸自体のクオリティも高いものでした。
『東陽誠風』については、「ヒツジ」が体調不良により急遽欠席となりましたが、
相方の「タガシラ」が一人で堂々と立派な漫談を披露し、
会場に笑いと感動を届けてくれました。
次回のライブでは、2人そろった姿を拝見するのが楽しみです。
3ブロック目:
影法師/ワカラズヤ/ツーカートン/内田弓月/
ただし2次元に限るキョウスケ/トレモロ/ランプ/保存水/イチバリキ
『影法師』
「自分が発見した新種の虫に相方の名前をつけたい」
という設定のセンス抜群の漫才を披露し、
ワクワク感満載の2分間となりました。
漫才ネタとしてのクオリティが非常に高いだけでなく、
2人のかけ合いも鮮やかでテクニカルなものでした。
『ただし2次元に限るキョウスケ』
その名の通り、
「ただし2次元に限って欲しいこと」等をフリップ芸を通じて発信し、
独特な印象と存在感を会場に残していきました。
『トレモロ』による、
「お盆の時期に故人があの世からこの世に戻ってきて、なかなか帰ろうとしない」という
斬新かつ不思議な設定のコントも、魅力的なものでした。
4ブロック目:
ゲットバック/蛍日和/ヘイワの軟骨/
久保尋斗/唄日記/天地無用/千秋楽/赤猫/カイセイ
【1位(同率)】『久保尋斗』(天才的な着眼点とツッコミセンス!)
観客たちの発想を、次から次へと裏切り上回っていくワードセンスと発想力を武器に、
確実な笑いを取り続け、この日の栄えある第1位(同率)に輝きました。
圧倒的なセンスと発想力に驚嘆させられるとともに、
ピン芸の更なる可能性を感じさせられました。
そして、本日の結果を機に、今後の活躍ぶりにも大いに期待感が向けられることとなりました。
【2位】『カイセイ』(進化するノンストップ漫才!)
この日のトリを務め、
「不良少年を更生させる教師」というものを題材にしたコント風の漫才を披露し、
第2位にランクインしました。
漫才ネタとしてのクオリティが高いだけでなく、
2人のかけ合いのテンポも非常に良くスピード感もあっため、
ネタのオモシロさに加えて、高度な技術力も感じさせられました。
『千秋楽』による、「音楽隊の童話」をテーマにした
独特な漫才もまた魅力的かつ印象的な内容のものでした。
4ブロック36組すべてのネタが終了した後、本日の結果が発表されました。
第1位(同率)がくせい、久保尋斗
第2位カイセイ
第3位アマルフィん
という結果になりました。
今回は、ピン2名が同率で第1位に輝くという結果となり、
これにより、現在ピンで活動しているNSC現役生たちに対しても希望がもたらされたものと思われます。
なお、この日は、上記の通り紹介した組によるネタは勿論、
やむを得ず詳しく紹介しきれなかった組によるネタも含めて、
全体的に芸歴0年目とは思えないハイレベルで魅力的な漫才やコントネタの連続でした。
その結果として、『RUSH第1部』は、
NSC大阪46期現役生たちによるネタ自体のレベルアップは言うまでもなく、
現役生一人ひとりの躍動感やチャレンジ精神に加え、躍進ぶりも窺えるライブとなりました。
今後ともNSC大阪46期生への応援をよろしくお願いいたします!