2021.10.28
2021/09/27(月)「RUS第三部」@よしもと漫才劇場 レポート
9月27日(月)、NSC大阪の現役生(44期生)によるライブ
『RUSH』がよしもと漫才劇場にて開催されました。
今年から審査員による採点が行われている現役生ライブ。
“3位以上が来月の同ライブの出演権を得る”という
バトルシステムも導入され、
また企画コーナーも始まって、
どんどんパワーアップしています!
今回は、選抜された24組が個性豊かなネタを披露。
コーナーでは11組が登場しました。
■MCをつとめるのは祇園!
今回のMCをつとめたのは祇園(木﨑・櫻井)。
オープニングトークに登場し、
「今日来ている方は皆さん美容師さんですか?」と、
月曜日の昼の開催にも関わらず足を運んでくださった
観客の皆さんに問いかけると、客席からは笑い声が。
NSC28期生である二人は、
同期の話や、現役生だった頃のエピソードなどで
一気に会場をあたためてくれました。
■ついに現役生のネタがスタート!
1ブロック目:鉄骨クランプ(てっこつくらんぷ)/しょうじん/
てりやきれもん/爆ばぶ(ばおばぶ)/村田光希(むらたこうき)/
ヒルアンドン/モンジャ/いちゃりばちょーで
トップバッターをつとめたのは、
勢いよく舞台袖から飛び出してきた鉄骨クランプ。
“女性とのデートで格好良く支払いを決めたい!”
という誰もが共感できるはずのネタは、
思わぬ方向に進み、会場が盛り上がります。
しょうじんは、舞台を広く使ったネタを披露して
コンビ愛(?)を見せつけ、
男女コンビのてりやきれもんが
ネタに盛り込んだ懐かしの曲で笑いを生むと、
爆ばぶと村田光希はコントを披露するなど、
個性豊かな面々が続きます。
更に“時空を越えられる!”と豪語するヒルアンドンや、
舞台中を使ったモンジャのネタでは、
会場に何度も笑い声が響き、
最後は、いちゃりばちょーでが
軽快な漫才で締めてくれました。
ブロック終わりにMCトークに登場した祇園は
「すごい! 俺らのときは(客席に届かず)
舞台上に声が落ちてたのに……!」と、
溌剌としたネタを次々と披露する現役生たちに
感心の声をあげます。
さらに木﨑がなんと、
てりやきれもんやモンジャのネタの
印象的なシーンを真似て披露する(!)など、
思わぬ展開で更に和やかな雰囲気になった会場は、
良い空気のまま2ブロック目の現役生を迎えます。
■まだまだ、フレッシュなネタが続きます!
2ブロック目:たむらまろ/ベスタベーラ/シラサギ/一輝(かずき)
イワ・イワタ/ウルトラメガOK(うるとらめがおーけー)/171(いないち)/裸虫(はだかむし)
続く2ブロック目は、
“女の子にモテたい”という、
たむらまろのネタから始まるも、
やはり話はどんどんとおかしな方向へと進み……
予想できない展開に客席も惹き込まれます。
そして続くベスタベーラが考えた
画期的な新しいクイズでは、
絶妙な間で繰り出されるボケに
客席に大きな笑いが湧き起こりました。
温まった会場を“心霊番組”のネタで
更に盛り上げたシラサギにはじまり、
続くピンの一輝は衝撃のオチで、
同じくピンのイワ・イワタは満載のツッコミで
流れを繋げます。
そしてウルトラメガOKは……
素晴らしい“名言”の数々を読み上げるはずが、
なぜか会場は笑いの渦に!
最後は、171が勢いのあるしゃべくりと
耳に残るフレーズの技術の高い漫才、
裸虫が独特のボケとハイトーンのツッコミが
癖になる漫才で続けざまに笑いを呼び、
ブロックを締めくくりました。
個性あふれる2ブロック目に登場した現役生たちに、
祇園の二人も興味津々の様子。
イワ・イワタの絶妙に似合うジャージ姿を見て
「次の引っ越しの時に絶対呼ぼう……!」と
目を付けた木﨑には、
観客もその姿を思い出したのか笑いがこぼれます。
■換気休憩でも、会場の興奮は醒めやらぬまま!
3ブロック目:宛先プレーン(あてさきぷれーん)/
群青マリア(ぐんじょうまりあ)/ナダレ式(なだれしき)/
平田望(ひらたのぞむ)/ねぐせ若葉(ねぐせわかば)/ウリ/
猫又ロック(ねこまたろっく)/万利休(まんのりきゅう)
換気休憩を挟み、3ブロック目のスタートを
飾ったのは宛先プレーン!
軽快なツッコミで客席の目を一気に惹きつけ、
続く群青マリアが日常のはずの光景を
面白おかしく切り取ったネタで更に会場を暖めます。
そして“クイズ番組をやりたい!”と
女性トリオのナダレ式が、
現役生とは思えないレベルの高い漫才で
一気に客席の目を釘付けに!
ピンの平田望は耳に残るフレーズで
観客に個性的なネタを印象付けました。
続く、ねぐせ若葉は男女コンビ。
軽快に進むコントで
会場に何度も笑いを起こしたかと思いきや……
衝撃の結末に会場からは悲鳴まじりの笑いが!
その後、ウリが終始ついつい笑いのこぼれる
シュールなネタで客席をざわつかせ、
更には猫又ロックの学生時代の出来事を
テーマにした軽妙かつハイテンポな漫才と、
万利休の勢いのあるレベルの高い漫才が続き、
ネタブロックは大きな笑いに包まれ終了しました。
祇園の二人も、現役生らしからぬナダレ式の
それぞれに際立ったキャラクターを生かした漫才や、
ねぐせ若葉のストーリー性のある
2分間にギュッと展開が詰め込まれたコントなど、
ハイクオリティなネタの数々に、
おおいに感心した様子です。
■新コーナー、今回は『一芸グランプリ』!
コーナー出演:竹虎(たけとら)/
こめじるし なおや/ばか息子(ばかむすこ) ひの/
ルーローハン 西村敬太(にしむらけいた)/ちゃぽっこ/
やむを得ずピン芸人(やむをえずぴんげいにん)/はるみ/
戸村一輝(とむらかずき)/江頭(えがしら)/
グローバルオカダ/浪漫ステレオ(ろまんすてれお)
そしてネタの後は、
今月から新たに始まった企画コーナーへ。
今回の企画は『一芸グランプリ』!
一発芸やショートコントなど、
一芸に自信のある現役生が次々と登場し、
勝ち残りで優勝者を決定します。
今回、大事な判定は木﨑が担当ということで、
札を持って準備も万端です。
最初に登場した竹虎は、
“ショートコントのタイトルを当ててください!”
と祇園にリクエスト!
悩みながら答える二人に、
会場も明るい雰囲気に包まれます。
続いて柔道着姿で登場したなおやは
“浮落(うきおとし)”という柔道の型を披露。
その不思議な動きには祇園からも、
ついついツッコミが。
そして勝敗の結果は、挑戦者の勝利!
なおやが暫定チャンピオンの座につくなか、
続いたのは、ひの。
中高と吹奏楽部に所属していたということで
“トランペットで『何を言っているでしょう?』
クイズ”を披露しました。
祇園の二人も大いに楽しみ、勝者はまたも挑戦者!
そして4番目は西村敬太。
“北河内で一番拍手が速い!”ということで
披露するも、残念ながら、
ひのには及ばず敗退となります。
続く5番目には、
男女コンビのちゃぽっこが登場。
りょうかは「どんな男性でもオトせる!」と
豪語しますが……?
その内容に「そっちじゃない!!」と
祇園の二人からは声のあったツッコミが。
会場は大いに盛り上がったものの、
残念ながらまたも挑戦者の敗退が続きます。
ひのに挑む3人目の挑戦者は
“ランダムに指定された50音で始まる、
たぶんみんなが好きなもの”
を披露するという、やむを得ずピン芸人。
ここで木﨑と櫻井、
それぞれから出されたお題に見事に答えてみせ、
とうとう挑戦者が勝利!
暫定チャンピオンが入れ替わります。
そして7番目に登場した女性ピンのはるみは、
“細かすぎて伝わらないNSC生のモノマネ」”を
卓越した演技力で披露し、
木﨑からも「本人が見たい!」とのコメントが。
結果は連続で挑戦者の勝利となりました。
残すところあと4組。戸村一輝が
“ドラゴン桜の主人公がアウトレイジの加瀬亮だったら”
というモノマネを披露して客席を盛り上げると、
なんと触発された木﨑も
織田裕二のモノマネでドラゴン桜を演じてみせます!
この展開に戸村は「負けました!」と白旗。
暫定チャンピオンは引き続き、はるみとなりました。
続いて登場した9番目の江頭は
“2020年秋の「楽天スーパーセールのCM」のモノマネ”
を見せると言いますが……?
「どんなんやったっけ?」と首を捻る
祇園の二人を前に披露すると、
客席からは「聞いたことある……!」と
言わんばかりの笑いがあちこちで起こります。
祇園の二人も
「お前、家でそんなことばっかりやってるんやろ!」
と、からかいつつも
完成度の高さに舌を巻く結果となり、
暫定チャンピオンの座を奪い取ります。
同じくモノマネで勝負したのはグローバルオカダ。
“友達からお金を借りる直前の人”という
誰しもが想像できる光景を披露し、
「そうやけど! 多分みんなそんなんやけど!」と
ツッコまれ盛り上がるも、
残念ながら江頭に一歩及びませんでした。
そして最後に登場したのは浪漫ステレオ。
二人揃って「元公務員(!)」だという
男女コンビの二人が披露したのは、
“消防士と保育士の日常あるある”。
それぞれの職業ならではの職業病を演じて、
祇園からも「ネタとして完成してる!」と、
高い評価を受けますが……?
なんと結果は“楽天スーパーセール」のモノマネ”を
披露した江頭に!
喜びがあまり表に出ない淡々とした姿に木﨑が
「アッチ(浪漫ステレオ)にしたらよかったか?」
「実質の優勝は『浪漫ステレオ』やけどな!」
と、からかう場面がありつつも、
完成度の高すぎるモノマネで優勝を攫った江頭には、
客席から盛大な拍手が送られました。
■そして、運命の順位発表!
ラストはとうとう、
コーナーのあいだに集計された、
審査員の採点による順位の発表です!
上位3組は来月の『RUSH』の出場権が手に入るため、
現役生たちにも緊張が走るドキドキの瞬間です。
果たして……結果は?
まずは3位の発表。
名前を呼ばれたのはベスタベーラ!
“新しく考えたクイズをやりたい”というネタは、
ボケの絶妙な間もあいまって客席を大きな笑いに包んでいました。
続いて2位は、ねぐせ若葉!!
ポップでキャッチーなコントかと思いきや、
最後に訪れた衝撃の結末は客席から
悲鳴まじりの笑いが起こったほどでした。
そして堂々の1位は……ナダレ式!!!
女性トリオという今回の出演者でも唯一の構成、
かつ、ずば抜けたキャラクターと
完成度の高いネタを披露してくれた
三人のトップ評価には、祇園の二人も思わず納得。
櫻井に「結果聞いてどう?」と尋ねられ、
「正直なところ私かなと思ってました!」と
ドヤ顔で答えたルイには、木崎も
「キャラが完成してる!」
「コイツはテレビ向きやわ! すぐ出てそう!!」
と太鼓判を捺すなど、
三人の堂々とした姿に客席からは
大きな拍手と笑いが送られました。
今回も個性豊かなネタが披露され、
さらにはコーナーという新たな楽しみも加わり、
大盛況のうちに終演した
NSC大阪の現役生ライブ『RUSH』。
毎月、怒涛の勢いで成長を見せる現役生たちを
生で見られるこのライブは、来月以降も続きます!
今月とはまた違ったネタを、
そして新たな才能を、発掘できてしまうかも?
劇場に直接足を運ぶのもよし、
オンラインでじっくりとネタを楽しむのもよし!
ぜひ今後も現役生の活躍をお楽しみに!
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